2022年2月27日日曜日

春節祭

 神戸には素敵な中華街,南京町がある。大きすぎることもなく,小さすぎることもなく,美味しいものを探してブラブラするには,ちょうど良い大きさだ。南京町の東の西安門の近くに,かつて美味しい牡蠣の汁そばを出すお店があり,冬になるとよく通ったが,いつのまにか無くなってしまった。また,行列ができる有名な豚まん屋さんもある。

ただし,豚まんに限っては僕は行列に並んでまで食べる気持ちはないし,昔から,小腹が空くと,ずっと西の神戸駅の近くにある,南京町の豚まん屋さんとは「一字違い」で発音が同じ豚まん屋さんまで歩くことにしている。最近もそこで3つ豚まんを食べたばかりだ。

ところで,毎年二月の最初に南京町では春節祭が盛大に開かれる。残念ながら昨年に続き,コロナ禍のため今年も龍舞などの華やかな行事はすべて中止になった。少し時期を逸したが,龍舞を思い出しながら木版画を作成した(篆刻は春節)。例年ならば,このような龍が,街を練り歩くのを見ることができたのだが。

南京町の龍舞

この龍は全長47メートル,高校生が操っている。来年はこれを見ることができるといいんだが。



2022年2月12日土曜日

紙の箱

今期の木版画教室の課題の紙の箱を作成。木版画をボール紙の箱に貼り付けるというシンプルなものだが,いざやってみるとこれが難しく丁寧な仕事が求められる。皆さん,いろいろ素敵な図案を考えられていたが,僕はちょっと手抜きで作業の軽減,市松紋様を基礎とした単純な図案にした。

定規とカッターナイフで格子状に切り込みを入れ,格子を一つおきに彫り進む。格子については2センチ四方の格子と1センチ四方の格子の2種類を作成した。そして見当を垂直方向と水平方向にシフトさせてることで少しだけ複雑な色付き市松模様を作成する。

版木:2センチ四方の格子


版木:1センチ四方の格子

この方法はシフトの方向,シフトの幅,使用する色によって高い拡張性を有している。今回は,以下の方法を採用した。

  • 2センチ四方の格子は垂直方向,水平方向にそれぞれ1センチのシフトで合計三回の摺り。色は薄いグレー(白にほんのわずかの黒),黄色(レモンイエローに少しだけイエローディープを混ぜたもの),青(セルリアンブルー)の三色。これで地色を含めて8色作り出すことができる。
  • 1センチ四方の格子も同様それぞれ5ミリずつシフト。色は寄木細工をイメージして,ピンクベージュ(白にほんのわずかのバーントシエナとオペラレッド),前述の黄色,ダークブラウン(バーントシエナと黒)の三色
シフトの少しぐらいのズレは気にならないが,わずかな濃さの違いで全然ちがう印象の像になってしまう。要点は色の濃さ(水の量)のバランス。今回2センチ四方が比較的イメージ通りの像となったが,1センチ四方はダークブラウンが少々濃かったので最初にイメージしていた像とはすこし異なるものになり寄木細工のイメージは薄い。

2センチ四方の格子

1センチ四方の格子

そしてこんなに素敵な紙箱が出来上がった。ところどころ間違いがあるが初めてにしては上出来だ。特にこのみ先生が用意してくれた色付きの厚紙が素敵だ。何をいれようかな?


第一の箱


第二の箱



2022年2月2日水曜日

二人展のことが神戸っ子に取り上げられました。

昨年12月の二人展のことが月刊タウン誌『神戸っ子』の二月号に取り上げられました。記事は5ページのインタビュー形式で,二人展に出した12枚の版画の写真が載っています。また,編集長の高橋直人さんから編集後記で暖かいお言葉をいただきました。

ウェブでも見ることができます。

https://kobecco.hpg.co.jp/66672/


神戸っ子・二月号

これで一区切りがつきました。次にすることをじっくり考え定年後の生活(道楽)の再スタートを切ろうと思います。

ぼーっと生きていると危険だ!

トイレの手すりで頭をしこたま打った。手すりというか硬い金属製のハンガーのようなもの。尖った角で打ったため,少しだけだが血が出てきた。それもすぐに止まったから大丈夫だろうとたかを括っていたのだが,夜になると傷口がズキズキ痛むし,打った側の目や耳まで痛いような気がする。しかし,肩こり...