2019年12月25日水曜日

メリークリスマス!

クリスマスカードを作成し,アメリカ,ドイツ,オランダ,イタリアの友人に送りました。昨年の12月に,最後の出張でフローニンゲン(オランダ)を訪問した帰り道,アムステルダムで見た,ダム広場のクリスマスツリーがモデルです。


2019年12月21日土曜日

中村芳中展に行ってきました

 今日は,K大学の講義の今年最終日,残すは来年の1月11日一回となりました。ホッとした気持ちで,講義終了後京都まで足を延ばし,細見美術館へ中村芳中展を観に行ってきました。


最近日本の美術がとても面白く感じました。古いものなのにとても現代的に見えるのが魅力です。とても勉強になります。


2019年12月7日土曜日

円山応挙を観に行ってきました。

後期から始まった,K大学の非常勤講師の講義のついでに,京都まで足を伸ばし,国立近代美術館へ「円山応挙から近代京都画壇へ」を観に行ってきました。


応挙がよかったのはもちろんですが,さまざまな所蔵作品が展示されている常設展も素晴らしかったです。

2019年11月9日土曜日

佐竹本三十六歌仙絵を観に行ってきました

京都の国立博物館へ,佐竹本佐竹本三十六歌仙絵を観に行ってきました。



和歌に添えられた木版画の数々を堪能。切断されたのは残念ですが,そのためこのように1つ1つじっくり鑑賞することができることは,後世にとってはメリットかもしれません。惚れ惚れしながら時間の経つのを忘れ,博物館を出た時には辺りはすっかり暗く,旧館の上に月が出ていました。



2019年10月1日火曜日

研究成果の公開

関西外国語大学の小川さん,オランダ・フローニンゲン大学のシュテルケンさん,ヤコブスさんとの共同論文が学術雑誌に掲載されました。


Title: Public Debt, Economic Growth and the Real Interest Rate: A Panel VAR Approach to EU and OECD Countries

Authors: Jan Jacobs, Kazuo Ogawa, Elmer Sterken, Ichiro Tokutsu
Journal: Applied Economics
Abstract: We investigate the causal relationship between public debt ratios and economic growth rates for 31 EU and OECD countries. We estimate a panel VAR model that incorporates the long-term real interest rate on government bonds as a vehicle to transmit shocks in both the public debt to GDP ratio and the economic growth rate. We find no causal link from public debt to growth, irrespective of the levels of the public debt ratio. Rather, we find a causal relationship from growth to public debt. In high-debt countries, the direct negative impact of growth on public debt is enhanced by an increase in the long-term real interest rate, which in its turn decreases interest-sensitive demand and leads to a further increase in the public debt ratio.

2019年9月27日金曜日

ポンペイ三部作

ポンペイの版画を少し手直しました。今度は篆刻をつけず,同じ版をもとに,ポンペイの,朝,昼,夜を刷ってみました。色だけで随分雰囲気がかわります。


Pompei at dawn

Pompei at noon

Pompei at night

2019年9月9日月曜日

角島大橋

九州からの復路はフェリーを使わず,ひたすら道路(東九州自動車道,中国自動車道,山陽自動車道)を走る行程。しかし途中山口県の小月で高速をおりて,日本海へ北上。大学院の卒業生のN君(京都産業大学)推薦の角島大橋へ行ってみました。日本にもこんな橋があるんだと絶景に感動。島自体は小さな島ですが,灯台までしばしドライブを楽しみました。
橋のたもとから大橋を望む

2019年9月8日日曜日

やまなみハイウエイへ行ってきました

9月7日から10日にかけてやまなみハイウエイへ行ってきました。往路六甲アイランドからフェリーで。船中一泊のあと9月8日は一人で阿蘇山大観峰までドライブを楽しみました。

乗船を待つロードスター
別府湾,大分港着岸も間近
下船を待つロードスター

ちょうど近づいていた二つの台風が心配でしたが,夜はほとんど波もなく穏やかな航海。ぐっすり眠って目がさめると船はもう別府湾に入っていました。日曜日は快晴,絶好のドライブ日和。さっそく幌を全開,大分港から国道10号線を海沿いに別府まで北上し,県道11号線を経由してやまなみハイウエイへ。
九州横断道路の表示。ここを左折して,いよいよやまなみハイウエイへ。
ちょっと寄り道して,明礬温泉経由500号線を通ることに。500号線通り十文字原展望台があり,お天気もいいことだし,まずは別府湾を一望してと思っていたが,明礬温泉あたりからバイクに煽られ(多分ご本人は煽っている意識はなかったと思うが,なにせ車間距離が短くてブレーキがかけにくい),逃げるのに精一杯,急に出現した十文字原展望台の標識で右折することができず,展望台は残念。今回の目的はとにかく走ることだからまあいいんだが,煽っていたバイクが十文字原展望台へちゃっかり右折したのはあんまりだな。

しかしその後,616号,617号,216号線という予定外の道を通るが,とても素敵な林間コース。ほとんどすれ違う車もなく,緩やかなワインディングロードが続き,とても気持ちよく森の空気を吸い込んでのオープンドライブを楽しむうちに11号線に合流,いよいよ阿蘇までのやまなみハイウエイ。

緩やかな登りでカーブを曲がるたび,峠を越えるたびにワーッと言いたくなるような絶景。残念ながら運転しながら撮影するわけにはいかず,かといってしょっちゅう停止するとドライブが楽しめないので,たまーに展望所で写真撮影。風景は頭に記憶させたので,そのうち版画にでもするつもりです。

小さな展望台からの九重連山
やまなみハイウエイはバイクの聖地(三愛レストハウスにて)

絶景の中,ミルクロードに入って,大観峰に到着。阿蘇の雄大な眺めを楽しみながらしばしの休憩。

大観峰からの阿蘇の眺め
休憩のあと,今日はあまり無理せず,大分へ帰ることに。帰り道,逆方向からのやまなみハイウエイの眺めも格別。途中「魂の赤」のロードスターと遭遇。もちろんフルオープン。お互い同時に手をあげて挨拶(バイク同士は,必ず手をあげて挨拶をしていた)。

飯田(はんだ)高原:どこまでも続く直線道路

飯田高原で一休み
工事規制で停車中に後方を撮影:雲が近い

蛇越展望台からの由布岳
というわけで,今回のやまなみハイウエイは復路はみちのえき由布院でおしまい。ここから210号線をつかって庄内をとおり大分市内へ。峠のあるワインディングロードを幌をあけてのドライブを堪能しました。強い日差しですごい日焼けです。秋になったらまた来たいとおもうやまなみハイウエイでした。








2019年9月6日金曜日

篆刻の作成

俳画をされている遊鳥さんの落款を作成しました。遊という字は,「しんにゅう」があってもなかってもいいようです。白文は魚住先生にアドバイスをいただきました。白文の鳥の縦線が少し右に流れましたが,この方が鳥に動きがあっていいかもしれません。朱文は逆に鳥がちょっと仰け反ってしまいましたが,まあそんな鳥もいるでしょう。大きさは白文が五分(15ミリ四方),朱文は四分(12ミリ四方)素人が趣味で作った落款ですがとっても喜んでいただきました。

白文

朱文



2019年8月31日土曜日

遠足

木版画の本田このみ先生が,展覧会(グループ展)をするので,京都へ観に行ってきました!展示されていたのは,それはそれは綺麗な版画ばかりでとても楽しむことができました。特に本田先生の版画は,見るととってもハッピーな気持ちになる素敵なものばかりでした。習いたての僕は,色使いがよくわからず,いつも黒を基調にしたものばかりだったのですが,少し色使いも勉強して,ハッピーな気持ちになるような版画を作りたいものですね。



今回も,いつものメンバー3人(T,Dさん,Sさん)で久しぶりの遠足,展覧会の帰り,ギャラリーの本近くの無鄰菴に立ち寄りました。無鄰菴の入り口で記念撮影。現役時代からの零細グループのため,写真係やお弁当係もおらず,すべて自分たちで。記念撮影も3人で交代で撮影するため三人一緒のものはない。


当日は観光客も少なく,お庭や茶室,山県有朋の会議室の見学はもちろん,それよりも座敷にあがってのんびりと小一時間過ごすことができました。






三人で,しばし,ぶらぶらと散策。流れる水の音や,緑につつまれた庭で暑さも忘れます。

なぜか,起立。
礼(笑)
例によって,Tのリクエストで甘いものとお茶を一服。特製どら焼きとほうじ茶。Sさんは本物のお茶の方がよかったかな。



ほうじ茶と特製どら焼き
今回も楽しい遠足でした。次回はどこへ行こうかな。

2019年8月21日水曜日

篆刻の作成

魚住書道教室の友人,蕙心さんと蓉風さんの落款を作成しました。どちらも五分(15ミリ)です。どちらも魚住先生のアドバイスを受けました。

蕙心
蓉風

2019年8月14日水曜日

毎日書道展に行ってきました

書道教室の松園さんが毎日書道展に出品されたので観に行ってきました。大阪の大きなホールでたくさんの作品に圧倒されました。



松園さんの作品は下。「銀盤に舞う」なんか僕のやっているお手本どおりに書く書道とはレベルが違う。松園さんは,書道を教えている先生であるにもかかわらず,魚住教室へ書道を習いに来られています。まあ僕も大学で学生を教えながら,やはりずっと先生に教えてもらっていたから同じことかもしれません。まさにMan lernt nie aus!ですね。

銀盤に舞う

2019年8月3日土曜日

花火

今日夜,神戸港で花火大会がありました。あいにく自宅からは全く見えず,時折音がするだけ。想像で花火大会の木版画を作成しました。題名は大暑。大暑(7月23日)からは少し時間が経ちましたが,相変わらず猛暑が続きます。

地上波,KLMでもらったアムステルダムの家のデルフト焼きをもとに作成したアムステルダムの街並み。まったく空想の世界。



2019年8月2日金曜日

一版多色刷

木版画教室で習った「一版多色刷」の技法で木版画を作成しました。一つはカミさんが昔描いたデンドロビウム,もう一つは1988年ヨーロッパ金融学会での報告のため訪れたイスタンブールのバザールで買い求めた魔法のランプ。ただしいまだに魔神は現れない。

デンドロビウムには「華圉」,ランプには「紫夢」という題名をつけ篆刻を作成しました。「華圉(かぎょ)」は魯迅が「門外漢の文談」を投稿した際に用いた筆名。魯迅は筆名を200近く持っていたらしい。篆刻は銭君陶(せんくんとう)の『魯迅筆名印集』の模刻。圉はもともと牢屋という意味らしいが,馬圉(バギョ)・牧圉(ボクギョ)は馬や牧場の世話をする人だから,もしかすれば華を世話する人かもわからないが,本当のところはわからない。

華圉




ランプは「紫夢」という題名をつけました。篆刻は斉白石(せいはくせき)スタイル。紫煙なら煙草の煙になったしまうのでいろいろ考えた挙句,紫色の夢にしました。いずれも普通の木版画とはずいぶん異なる雰囲気になりました。







Durch Shinshu Bei Nacht

エゴン・シーレのDURCH EUROPA BEI NACHTに触発され,白馬三山(左より白馬鑓、杓子、白馬)の麓を通過する二両編成の気動車キハ52の木版画を作成しました。つまりDURCH SHINSHU BEI NACHTです。列車は糸魚川方面(日本海)へ向かっています。実際には南小谷以北からこのような角度で白馬三山が見えないかもしれませんが,空想の世界。木版画教室でならった黒の上に色を重ねる手法を用いました。題名は蘇州夜曲をもじって「信州夜曲」。








2019年7月29日月曜日

安曇野紀行

酷暑から逃れて,信州安曇野へ行ってきました。酷暑から逃れるといっても安曇野もまた酷暑。しかし毎日の夕立で夜はしのぎやすく,リフレッシュできました。復路は中津川まで高速を使わず地道で中山道を下り,途中奈良井宿,妻籠に寄り古い町並みで気持ちが和みました。

ヴィーナスライン・美ヶ原
奈良井宿

妻籠


2019年7月15日月曜日

ローマ最後の夜の思い出

2月にイタリアに主張しました。出張先はカッシーノですが,飛行機はローマ発着のため,出張最後の日はローマに滞在しました。出張最後の夜にローマを一人散策し,テルミニの近くのホテルへの帰り道,思いもかけず夜のコロッセオに遭遇しました。

当日は月はなかったのですが,ライトに照らされた巨大な建造物はなんとも言えず幻想的で,シェーンベルグの「浄められた夜(Verklärte Nacht)」を思い出しました。1985年に初めて仕事で渡米し,それから34年毎年のように共同研究やカンファレンスで外国を訪れましたが,これが最後の出張と思うと感慨深く,そのときの風景を木版画にしました。題名はもちろん『浄夜』です。




2019年7月5日金曜日

ポンペイ残影

今年2月に研究報告と共同研究の打ち合わせのため,イタリアのカッシーノ大学を訪問しました。進行中の論文(輸出の履歴効果に関する研究)をセミナーで報告しました。開始にあたりダニエラ・フェデリッチ准教授が私が3月末で定年退職すること,そしてこれが最後の学術講演(last talk)になることを紹介してくれて,退職前の良い記念になりました。

モンテカッシーノ修道院で有名な,カッシーノはちょうどローマとナポリの中間点。研究報告,共同研究の打ち合わせなどの合間に息抜きにポンペイを訪れました。壮大な遺跡に約2,000年前との時空を超えた体験でした。その時のスナップ写真をもとに木版画と篆刻を作成しました。



題名はポンペイ残影,書道教室で魚住先生に相談しました。本棚に,先生が表題を書かれた江藤淳『南洲残影』(文藝春秋,1998)があり,それに基づいて『庞贝(ポンペイ)残影』としました。






2019年7月3日水曜日

和菓子の恩

いつものように,F先生からお菓子が届きました。学生時代からお世話になっている尊敬する先生です。いまだに気に掛けてくださり,夏と冬に先生の郷里のお菓子を届けてくださり恐縮です。私が大いに影響を受けお手本にしてきた先生はF先生だけになりました。


2019年6月26日水曜日

素敵な香りの石鹸

イタリアのフィレンツェでの学会に参加したH君から,Santa Maria Novellaの石鹸をお土産に頂きました。H君は僕にとって学部・大学院の後輩であり,一時は学生であり,一時は同僚でありという長い付き合いです。また,彼の先生は,僕の学部・大学院の先輩であり,一時は先生であって,一時は同僚であったという,なんとも複雑なつながりです。H君とはアプローチこそまったく違いますが,二人とも経済社会における「技術」というものに関心があります。退職後も時々連絡をくれたり気にかけてくれる良き友です。


石鹸は香りが素敵で,使うのは勿体無いので,自宅の玄関に置いています。家に帰ると玄関に素敵な香りが漂います。

2019年6月22日土曜日

夏至

本日,6月22日は夏至。紫陽花の版画と篆刻を作成しました。

夏至(篆刻)と紫陽花(木版画)

紫陽花詩 白居易

何年植向仙壇上
早晩移栽到梵家
雖在人間人不識
与君名作紫陽花

この詩の紫陽花と,日本で見られる紫陽花とは別物らしい。

2019年6月17日月曜日

有幌走行中開

幌を開けたところのロードスターの版画とハンコを作りました。

有幌走行中開
不亦楽乎

(幌有り,走行中に開く また楽しからずや,出展:有朋自遠方来 不亦楽乎)

木版画と篆刻有幌走行中開く
今日は快晴!しばらく行けなかった両親の墓参りに,ロードスターで行ってきました。高速道路で約2時間,お墓を掃除して,お花を供え,線香をあげてきました。まるでシラーかベートーベンが建立したかのようなお寺の名前。

お寺をバックにロードスター

山門
今日は快晴。幌を開けて風を感じて,といきたいところがあまりの暑さに熱中症になるのではないかとやはり幌は閉じたまま。時間もできたことだし,これからは,ちょくちょくお墓参りもしなければ。。。。秋になると幌を開けてお墓に参ります。

ぼーっと生きていると危険だ!

トイレの手すりで頭をしこたま打った。手すりというか硬い金属製のハンガーのようなもの。尖った角で打ったため,少しだけだが血が出てきた。それもすぐに止まったから大丈夫だろうとたかを括っていたのだが,夜になると傷口がズキズキ痛むし,打った側の目や耳まで痛いような気がする。しかし,肩こり...