2019年7月29日月曜日

安曇野紀行

酷暑から逃れて,信州安曇野へ行ってきました。酷暑から逃れるといっても安曇野もまた酷暑。しかし毎日の夕立で夜はしのぎやすく,リフレッシュできました。復路は中津川まで高速を使わず地道で中山道を下り,途中奈良井宿,妻籠に寄り古い町並みで気持ちが和みました。

ヴィーナスライン・美ヶ原
奈良井宿

妻籠


2019年7月15日月曜日

ローマ最後の夜の思い出

2月にイタリアに主張しました。出張先はカッシーノですが,飛行機はローマ発着のため,出張最後の日はローマに滞在しました。出張最後の夜にローマを一人散策し,テルミニの近くのホテルへの帰り道,思いもかけず夜のコロッセオに遭遇しました。

当日は月はなかったのですが,ライトに照らされた巨大な建造物はなんとも言えず幻想的で,シェーンベルグの「浄められた夜(Verklärte Nacht)」を思い出しました。1985年に初めて仕事で渡米し,それから34年毎年のように共同研究やカンファレンスで外国を訪れましたが,これが最後の出張と思うと感慨深く,そのときの風景を木版画にしました。題名はもちろん『浄夜』です。




2019年7月5日金曜日

ポンペイ残影

今年2月に研究報告と共同研究の打ち合わせのため,イタリアのカッシーノ大学を訪問しました。進行中の論文(輸出の履歴効果に関する研究)をセミナーで報告しました。開始にあたりダニエラ・フェデリッチ准教授が私が3月末で定年退職すること,そしてこれが最後の学術講演(last talk)になることを紹介してくれて,退職前の良い記念になりました。

モンテカッシーノ修道院で有名な,カッシーノはちょうどローマとナポリの中間点。研究報告,共同研究の打ち合わせなどの合間に息抜きにポンペイを訪れました。壮大な遺跡に約2,000年前との時空を超えた体験でした。その時のスナップ写真をもとに木版画と篆刻を作成しました。



題名はポンペイ残影,書道教室で魚住先生に相談しました。本棚に,先生が表題を書かれた江藤淳『南洲残影』(文藝春秋,1998)があり,それに基づいて『庞贝(ポンペイ)残影』としました。






2019年7月3日水曜日

和菓子の恩

いつものように,F先生からお菓子が届きました。学生時代からお世話になっている尊敬する先生です。いまだに気に掛けてくださり,夏と冬に先生の郷里のお菓子を届けてくださり恐縮です。私が大いに影響を受けお手本にしてきた先生はF先生だけになりました。


ぼーっと生きていると危険だ!

トイレの手すりで頭をしこたま打った。手すりというか硬い金属製のハンガーのようなもの。尖った角で打ったため,少しだけだが血が出てきた。それもすぐに止まったから大丈夫だろうとたかを括っていたのだが,夜になると傷口がズキズキ痛むし,打った側の目や耳まで痛いような気がする。しかし,肩こり...