2022年3月30日水曜日

遅ればせながら雛人形

子供の頃から,家には「女の子」はまったくいなかったので桃の節句を祝ったこともないし,もちろん雛人形も家にはなかった。しかし何年か前,初めて「女の子」が家族に加わり,桃の節句が身近になった。送られてきた雛人形の写真をもとに木版画を作成した。内裏雛の豪華な着物をうまく版画にするのは難しいので,金色をふんだんに使ってステンドグラス風にし豪華さを表現した。

内裏雛


2022年3月1日火曜日

混色の練習

黄と青を混ぜると緑になる。決して赤にはならない。緑はオリーブの葉の色だ。そしてオリーブの葉は平和のシンボルだ。

黄+青

=緑

21世紀というのに,あまりにも原始的,野蛮な知能や思考方法に絶望的になる。これでは石槍で縄張り争いをしていた原始時代と何ら変わりはない。石槍からミサイルへ軍事技術は進歩したが,思考形態は原始時代から,まったく進歩していない。もしこれが人類の知能の限界ならば,人類の知能の延長としての人工知能を開発することには大きな疑問を感じる。

このような世界の危機とも言える状況で,呑気に木版画や篆刻などやっていて良いのだろうかとずっとモヤモヤしていた。情報量が少なく,その真偽も明確でないため,様々な国の思惑が交錯する複雑な状況を公平に判断することはとても難しい。しかし,少なくとも僕は「無関心ではない」ということを表明しておきたかった。





三國志の人物

三國志の人物の判子を刻し始めた! 先ずは蜀から,劉備と五虎将,関羽,張飛,趙雲,馬超,黄忠の6人。白文と朱文三個ずつ。右下は雅号印(一老山人)。まだまだ先は長いがたくさん作って,魯迅筆名印集のような作品にしたいと思っている。 最近判子を綺麗に押すことに関してかなり重度のスランプ。...