2025年8月14日木曜日

平家物語

ずっと前に,平家物語の最初のくだりから「祇園精舎」,「盛者必衰」という二つの判子(篆刻)を作ったことがある。今回それらに「諸行無常」,「沙羅双樹」を加えてとりあえず最初のくだりにある四文字熟語はすべて揃った。

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり

娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす

せっかくだから,琵琶の版画を作成し,そろった四つの篆刻をそれに添えた。平家物語も一郎刻も版画で作成。筆で書くと下手くそな字も版画にすればなんとなくそれらしい。名前の下の落款は「一老山人」,自分でつくった雅号だ。一郎の「郎」の代わりに老人の「老」としている。字はなんとなく斉白石スタイル。写真は版画作成のモデルとした実際の琵琶。




夏盛り

遅ればせながら夏の花の版画を二つ。一つはもう時期は過ぎたが7月に満開だった紫陽花。もう一つは我が家にはない朝顔。朝顔は子供の頃庭にあったものを思い出しながら描いた。相変わらず写生ができないので,なんとなく紫陽花らしい,朝顔らしいというだけもの。どちらも小さい額にいれて,夏らしさを楽しんでいる。

朝顔(約7センチ×5センチ)

紫陽花(約5センチ×5センチ)


平家物語

ずっと前に,平家物語の最初のくだりから「祇園精舎」,「盛者必衰」という二つの判子(篆刻)を作ったことがある。今回それらに「諸行無常」,「沙羅双樹」を加えてとりあえず最初のくだりにある四文字熟語はすべて揃った。 祇園精舍 の鐘の声、 諸行無常 の響きあり 娑羅双樹 の花の色、 盛者...