2025年9月18日木曜日

三國志の人物

三國志の人物の判子を刻し始めた! 先ずは蜀から,劉備と五虎将,関羽,張飛,趙雲,馬超,黄忠の6人。白文と朱文三個ずつ。右下は雅号印(一老山人)。まだまだ先は長いがたくさん作って,魯迅筆名印集のような作品にしたいと思っている。

最近判子を綺麗に押すことに関してかなり重度のスランプ。印泥が緩すぎるのか印面にたっぷりつきすぎて,白文は線が細くなり朱文は線がオリジナルよりかなり太くなってしまう。夏で気温が高いことも原因かもわからない。ということで,最近はシャチハタ「いろもよう」というカラースタンプ台を使うことが多い。まあ書道展に応募する訳でもなく,自分自身が楽しむだけの道楽だから,正式にこだわり不要なストレスは溜めないほうが良い!そして何よりもカラフルなのが楽しい。(2枚目の写真)


上海西冷印社の印泥(光明)

シャチハタ・いろもようスタンプパッド

ちょっと上等の印材




2025年9月13日土曜日

秋は近い

処暑(Stopping heat)以降も,暑いというか,熱いというか,酷暑が続いていたが,今週少しまとまった雨が降ったので,幾分か凌ぎやすくなった。とはいうものの日中は相変わらず温度も湿度も高い。早く秋が来てほしいという願いを込めて,コスモスの版画を二つ。夜のコスモスを題材に,いずれも55ミリ×75ミリの小さいもの,小さな額に入れてトイレや洗面所に置いて秋を感じたい。引き出しの中に入れて夜長眠れない時読書の合間に取り出して眺めるのも良し。

三日月とコスモス

満月とコスモス



2025年9月7日日曜日

映画観にいってきました

最近かなり精神が疲れているような気がしたので,昨日気晴らしに三宮のシネリーブルで,封切りされたばかりの映画を観た。観たのはカズオ・イシグロのA Pale View of Hillsの邦訳『遠い山なみの光』を映画化したもの。

地下一階おしゃれなエントランス

入り口のポスター,お気に入りの羊さんはなぜか下の方に

スクリーンサイズ(横長)のポスター,少し羊さんが上にあがった!

『遠い山なみの光』は僕にとって二冊目のカズオ・イシグロ。ずいぶん昔の話だが一冊目は,The Remains of the Day,『日の名残り。』 これは映画を観た後で読んだ。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの共演によるとても素敵な映画だったから,早速原本を購入して読んだ。劇的な内容ではないのに,映画の場面が脳裏にあるためか,スーッと引き込まれて一気に読み終えた。すっかりイシグロのファンになり次々と読んだが,Never Let Me Go『私を離さないで』で挫折。このテーマは時代を先読みしたものなんだろうが,僕にはどうも心地よく読むことができず,カズオ・イシグロを読むのはしばらくお休みになってしまった。

『遠い山なみの光』は先に原作を読んでからの映画。もともと邦訳は『女たちの遠い夏』という題名だった。ネタバレになるから詳しくは書かないが,原作ではまったく考えなかったことが映画で分かった。画像の力は大きい。僕の読解力の不足なのか,単に捉え方の相違なのか,こればかりはイシグロ氏に聞いてみないとわからない。映画を見る前にポスターで見た二つの言葉に違和感があったが,なるほどそうでなければ辻褄が合わないし,たとえ辻褄があってもなるほどそうだなあというのが観賞後の感想。しかし素敵な映画だった。映画はやはり大きなスクリーンで観るのがいい!



三國志の人物

三國志の人物の判子を刻し始めた! 先ずは蜀から,劉備と五虎将,関羽,張飛,趙雲,馬超,黄忠の6人。白文と朱文三個ずつ。右下は雅号印(一老山人)。まだまだ先は長いがたくさん作って,魯迅筆名印集のような作品にしたいと思っている。 最近判子を綺麗に押すことに関してかなり重度のスランプ。...