モンテカッシーノ修道院で有名な,カッシーノはちょうどローマとナポリの中間点。研究報告,共同研究の打ち合わせなどの合間に息抜きにポンペイを訪れました。壮大な遺跡に約2,000年前との時空を超えた体験でした。その時のスナップ写真をもとに木版画と篆刻を作成しました。
題名はポンペイ残影,書道教室で魚住先生に相談しました。本棚に,先生が表題を書かれた江藤淳『南洲残影』(文藝春秋,1998)があり,それに基づいて『庞贝(ポンペイ)残影』としました。
ずっと前に,平家物語の最初のくだりから「祇園精舎」,「盛者必衰」という二つの判子(篆刻)を作ったことがある。今回それらに「諸行無常」,「沙羅双樹」を加えてとりあえず最初のくだりにある四文字熟語はすべて揃った。 祇園精舍 の鐘の声、 諸行無常 の響きあり 娑羅双樹 の花の色、 盛者...
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