2019年7月5日金曜日

ポンペイ残影

今年2月に研究報告と共同研究の打ち合わせのため,イタリアのカッシーノ大学を訪問しました。進行中の論文(輸出の履歴効果に関する研究)をセミナーで報告しました。開始にあたりダニエラ・フェデリッチ准教授が私が3月末で定年退職すること,そしてこれが最後の学術講演(last talk)になることを紹介してくれて,退職前の良い記念になりました。

モンテカッシーノ修道院で有名な,カッシーノはちょうどローマとナポリの中間点。研究報告,共同研究の打ち合わせなどの合間に息抜きにポンペイを訪れました。壮大な遺跡に約2,000年前との時空を超えた体験でした。その時のスナップ写真をもとに木版画と篆刻を作成しました。



題名はポンペイ残影,書道教室で魚住先生に相談しました。本棚に,先生が表題を書かれた江藤淳『南洲残影』(文藝春秋,1998)があり,それに基づいて『庞贝(ポンペイ)残影』としました。






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朋有り遠方より来たる (その2)

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