息子家族が帰ってこないため,何年かぶりに静かな大晦日を過ごしている。大掃除もそこそこに,おせちの準備も早々と終わった。うとうとしながらストーブのそばで本を読んでいると,この静かな時間の流れを木版画で表してみたくなった。いつもながらの単純な絵柄で,大晦日のお昼すぎからバタバタと3時間ほどで完成した。なんということのない昔風の石油ストーブ一台だけの絵柄だが,聞こえてくるのはストーブの上でシュンシュンシュンシュンと微かな音を立てているヤカンの音だけの,静かなのんびりした雰囲気が伝わるだろうか?
アラジンと魔法のストーブ |