2025年5月9日金曜日

パウル・クレー展

兵庫県立美術館のパウル・クレー展を観に行ってきた。パウル・クレーを観るのはこれが2回目。1回目はずいぶん前になるが,ベルン(スイス)のパウル・クレーセンターだった。チューリッヒ工科大学(ETH)での報告が終わった後、少し足を延ばして ベルンまで出かけた。チューリッヒからベルンまでは列車で一時間あまりだ。

県立美術館・会場入り口の看板

パウル・クレーセンターはとてつもなく大きかった。たくさんの作品を鑑賞した。どれもとても素晴らしく印象的だった。体調が悪く,出国時からずっとしんどい出張だったが、のんびり作品を鑑賞していると幾分かましになった。すっかりファンになり,帰国後しばらくして本を購入したぐらいだ。

パウルクレーセンター (ベルン)


パウルクレー『造形思考』(ちくま学芸文庫)

今回,素人の戯れとはいえ,木版画を楽しむようになったためか,パウル・クレー展は,ただ作品を楽しむだけでなく,とても勉強にもなった。もちろんパウル・クレーは僕とは遠く離れた別世界の大芸術家なんだが,彼の言っていることには素人の僕でも共感するものがとても多い。作品はすべて素晴らしかった。


0 件のコメント:

朋有り遠方より来たる (その2)

 子曰く 学びて時にこれを習う 亦説こばしからずや 朋有り遠方より来たる 亦楽しからずや イタリアのウルビーノ(世界遺産)にある ウルビーノ大学 の学長Giorgio Calcagnini(ジョルジョ・カルカニーニ)さんから突然「日本に行くので会いたい」との連絡があった。ところで...