2022年12月31日土曜日

裏庭の風景:1月

今日は大晦日。今年もたくさんの人たちに大変お世話になりました。おかげで良い一年を過ごすことができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

お正月の準備もほとんど終わった。わが家の人口密度は一気に3倍になり賑やかな大晦日だ。明日から1月(睦月),新年が始まる。

わが家には白い山茶花(さざんか)と赤い山茶花がある。白い山茶花は10月末から咲き始め,12月から1月にかけて満開になる。赤い山茶花はそれより少し遅れて12月末から咲き始める。二十四節気の「小寒」の木版画は,赤い山茶花だったが,「裏庭の風景」の1月(睦月)は白い山茶花を木版画にすることにした。

花びらに木版画教室で習ったばかりの「空摺り」を適用した。花弁の部分に微妙な凹凸がある。絵柄は「たきび」という童謡の歌詞「垣根の垣根の曲がり角♫」,「さざんかさざんか咲いた道♫」から思いついた。木版画教室に試作品を持って行ったところ,親しくしてくださっている年配のYさんが版画を見るなり,この童謡を口ずさんでくれて感激。僕の意図が伝わった!これは確かに垣根に見えるんだ!わが家の山茶花は垣根というほど立派ではないのだが。


山茶花の垣根

篆刻は「睦月」。お正月は家族が集まり仲「睦」まじく過ごすからということだ。

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