今日は子供の日だ。お天気は生憎だが,5月になると,空に泳ぐ鯉のぼりを見ると爽快な気分になる。子供の日というものの,緊急事態宣言下,外出も制限され子供たちはのびのびと遊ぶこともできない。体も心も一番成長する時に一番辛抱を強いられている子供たちがとても可哀想だ。そんな訳で,子供たちのために鯉のぼりの木版画を作ろうと急に思い立った。
この時期ありきたりの題材をどのように特色を出すかを考えていて,ふと「鯉のぼりの鱗は,ヨーロッパのステンドグラスに似ているなあ」と思いついた。「それなら大聖堂のステンドグラス風の鯉のぼりもいいんじゃないか」と全体を教会の窓のステンドグラスにしてみた。
ステンドグラス風鯉のぼり |
ハガキサイズに刷ることを念頭に置いているので,木版画のサイズは縦9センチ,横7センチの小さいもの。彫るのも苦労したが,一番厄介なのは色遣い。ステンドグラスの透明感はどうしても出せなかった。コロナが少し落ち着いて緊急事態宣言が解除され,木版画教室が再開するとこのみ先生に聞いてみよう。それまではじっと我慢,不要不急の外出は控え家の中で過ごそう。
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