裏庭のヤマボウシに,しきりにメジロが出入りしているので,窓越しに双眼鏡で観察すると,枝分かれの部分に鳥の巣を発見。巣の中には卵か,それとも雛かと考えていると親のメジロが餌を持って巣に帰ってきた。三羽ほどの雛が小さな嘴を巣の上に突き出し,雛がいることがわかった。きっともっと以前から巣を作っていたのだろうが全然気がつかなかった。
雛の嘴 |
餌を運んでくる親鳥 |
雛は二、三日のうちに見る見る大きくなり,親が運んでくる餌も大きなものに変わっていく。ある朝どうも裏庭とは逆の方向(つまり玄関の方)で,小さな声で鳴く鳥が飛び交っている。木から木へ飛び移り,どうやら飛行訓練をしているようだ。双眼鏡で見ると,まだ毛は綺麗に揃っているというほどではないが確かにグリーンのメジロだ。雛が巣立った。
鳥は一度巣立つともう巣には戻らないのだろう。というより巣は卵を孵化させる雛を育てるためにだけ用いられるのだろう。少し寂しい気もしていたが,早起きするとやはり裏庭で鳥の声がする。どうやら巣立ったメジロたちが,ブルーベリーの実を食べにきているようだ。少し安心して幸せな気持ちになった。
ブルーベリーをつつくメジロ |
脅かすとかわいそうなので,全ての写真は窓越しに撮影。古いデジタル一眼,オリンパスe410に70-300mmのズームレンズ(通常の140-600mmに相当)をつけて撮影。古いカメラで手ブレ補正もない割には大きなブレもなくほぼピントも合っている。
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