中学高校の同期,「J心の舟木一夫」ことT君から突然連絡があり,ランチでもしようということになった。何度か正月に集まる同窓会で顔を合わせた記憶はあるが,こうやって二人でゆっくり話すのは30年ぶりだろうか?かつての舟木一夫は,やはり舟木一夫の面影はあったが随分落ち着いた紳士になっていた。
不思議なことに,地元の僕ではなく鎌倉に住んでいるT君が三宮のとあるレストランの席を予約してくれた。鎌倉に住んでいると聞くだけでなんか洒落ているなあと,地方暮らしの僕は常々感心していた。新しくできた街の中心部のビル29階にある「〇〇◯やま」というレストラン。半ば隠遁生活を送っている僕は初めて聞く名前で,最初お相撲さんの四股名を連想し「ちゃんこ鍋」のお店かと思ったぐらいだ。
実際はイタリアンのカジュアルカフェという感じの素敵なお店。窓からは大スペクタクル。神戸の中心部三宮の鳥瞰図を見ているよう。六甲山の中腹にある大学の研究室や,30歳代に住んだ職住近接のマンション(集合住宅)の窓からの眺望も素晴らしかったが,それとは全然別物のような迫力のある景色だった。
Mountain View |
City View |
Ocean View |
中高時代のいろんなエピソードが噴き出し,昔話に花が咲く。そんな中,〇〇君も何年まえに亡くなった,亡くなった〇〇君とは下宿が一緒だった,〇〇君とは同郷だったなどの話になり,ちょっぴりしんみり。思えばすでに同期の一割以上の友人が亡くなっている。
気を取り直して,それぞれがやってきた仕事について話が盛り上がる。大秀才でいわゆる自然科学系の学部に進学したT君と,鈍才で,かつ社会科学系の学部に進学した僕には接点は無いように見えるが,「研究開発」という共通の関心があり,その分野の碩学に共通の知人もいることがわかった。事実,僕の最後の仕事は,アプローチは全然異なるが「研究開発」の経済学的分析に関するものだった。この仕事は定年後になって,ようやくある学術雑誌に掲載された👉こちら)それにしても,彼がとっても幅広い分野で仕事をしてきたことを知り感服。現在もその知識を活かして新たな仕事をしているとのこと。怠け者の僕は恥じ入るばかり。
次回は,最近スキーと俳句に凝っている地質の専門家のもう一人のT君も交えておしゃべりをしようということになった。みないい友人だ!
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