2019年6月26日水曜日

素敵な香りの石鹸

イタリアのフィレンツェでの学会に参加したH君から,Santa Maria Novellaの石鹸をお土産に頂きました。H君は僕にとって学部・大学院の後輩であり,一時は学生であり,一時は同僚でありという長い付き合いです。また,彼の先生は,僕の学部・大学院の先輩であり,一時は先生であって,一時は同僚であったという,なんとも複雑なつながりです。H君とはアプローチこそまったく違いますが,二人とも経済社会における「技術」というものに関心があります。退職後も時々連絡をくれたり気にかけてくれる良き友です。


石鹸は香りが素敵で,使うのは勿体無いので,自宅の玄関に置いています。家に帰ると玄関に素敵な香りが漂います。

2019年6月22日土曜日

夏至

本日,6月22日は夏至。紫陽花の版画と篆刻を作成しました。

夏至(篆刻)と紫陽花(木版画)

紫陽花詩 白居易

何年植向仙壇上
早晩移栽到梵家
雖在人間人不識
与君名作紫陽花

この詩の紫陽花と,日本で見られる紫陽花とは別物らしい。

2019年6月17日月曜日

有幌走行中開

幌を開けたところのロードスターの版画とハンコを作りました。

有幌走行中開
不亦楽乎

(幌有り,走行中に開く また楽しからずや,出展:有朋自遠方来 不亦楽乎)

木版画と篆刻有幌走行中開く
今日は快晴!しばらく行けなかった両親の墓参りに,ロードスターで行ってきました。高速道路で約2時間,お墓を掃除して,お花を供え,線香をあげてきました。まるでシラーかベートーベンが建立したかのようなお寺の名前。

お寺をバックにロードスター

山門
今日は快晴。幌を開けて風を感じて,といきたいところがあまりの暑さに熱中症になるのではないかとやはり幌は閉じたまま。時間もできたことだし,これからは,ちょくちょくお墓参りもしなければ。。。。秋になると幌を開けてお墓に参ります。

2019年6月14日金曜日

版画教室

本日は,県立美術館での版画教室。課題の名刺を作成しました。

表:名前とお気に入りのボルサリーノ

裏:クラリネット
教室に行くたびに,先生のレクチャーに「目から鱗」です。

任期満了による退任

2019年6月14日,畏友エルマー・シュテルケンが任期満了により,オランダ・フローニンゲン大学(University of Groningen)の学長(Rector)を退任します。退任のセレモニーへの招待状が届きましたが,なにせ遠方であり,今回は出席することができませんでした。




エルマー・シュテルケン教授とは1990年,バルセロナで開催された計量経済学会第6回世界大会(World Congress of the Econometric Society)の同じセッションで,異なるアプローチで同じテーマ(実物セクターと金融セクターを統合した計量経済モデルの構築)の報告をして以来のつきあいです。共同研究は2000年にスタートし,それ以来毎年のように日本とオランダを行き来しての共同研究を続けています。

現時点で刊行された共同論文は以下のリストの通りですが,フローニンゲン,神戸でのセミナーはもちろんのこと,セミナー,カンファレンスなどで報告するため,ベネチア,フランクフルト,チューリッヒ,ローマ,ヨーク,ウルビーノなどへ一緒に楽しく旅行しました。この10年間は彼が学長職にあり私には想像できないほどの多忙さでしたが,それにもかかわらず超人的な体力と知力で共同研究を続けてくれたことに敬意を表します。お疲れ様でした!


共同論文リスト
  1. Why do Japanese firms prefer multiple bank relationship? Some evidence from firm-level data, Economic Systems 31(1) (March 2007): 49-70.
  2. Multiple bank relationships and the main bank system: Evidence from a matched sample of Japanese small firms and main banks, in Calcagnini, G. and E. Saltari (eds.) The Economics of Imperfect Markets, Berlin-Heidelberg: Springer-Physica Verlag (October 2009) : 73-90.
  3. Financial distress and industry structure: An interindustry approach to the lost decade in Japan, Economic Systems Research 24 (3)(September 2012): 229-249.
  4. The trade credit channel revisited: Evidence from micro data of Japanese small firms, Small Business Economics 40(1) (January 2013): 101-118.
  5. International spillovers of R&D and marginal social return, Review of International Economics (May 2019)

2019年6月8日土曜日

知己朋友

ドイツ在住のKさんの一時帰国に合わせて,例によって気の合う友人が集まりました。Kさんはかつて資料室(現在の研究助成室)の助手として,研究をサポートしてくれた女性です。集まったのは,同じくかつての助手のIさん,もと同僚のDさんの4名(今回はMさんは体調不良のため欠席)。三宮の中華料理店で飲茶とおしゃべりを楽しみました。

向かって右より,Kさん,Dさん,Iさん,T。
 帰国のたびに,このように集まって食事ができるのはとても愉快です。当日も,4月にはじまったTの退職後の生活,Dさんと私の松山旅行の話,Dさんのイタリア滞在とイタリア料理の話,20年前マールブルグ大学滞在中のKさん一家との楽しい旅行,ちょっと真面目な語学(英語,ドイツ語,イタリア語)の話,なによりも約30年前,4人が同時に在職した良き時代の大学の思い出など,あっという間に4時間が過ぎてしまいました。

おしゃべりの中で最近始めたDさんの俳句や短歌が話題になりました。在職中はDさんに相談し話を聞いてもらって論文を作成していましたが,いつも一方的にアドバイスをもらうだけで結局ふたりの共同の論文を作成することはできませんでした。しかし定年後は,Dさんの俳句や短歌とTの篆刻や版画のコラボレーションを模索しています。

まずは一つ紹介。Tの退職時,DさんとSさんという女性が三宮のスペイン料理の店で退職慰労会と称して招待してくれた時の様子を伝えるDさんの歌とTの版画です。葉書サイズの小さなプロトタイプです。何かができるとこれからも紹介していきます。


短歌(Dさん)と木版画(T)





2019年6月6日木曜日

芒種

今日6月6日は芒種。穂の木版画をつくりました。

芒種:木版画と篆刻

新二十四節気・冬至

今週末の土曜日(12月21日)は冬至。北半球では一年で夜が一番長い日だ。ただし日の入りが一番早いわけでも無いし,日の出が一番遅いわけでもない。日の入りから日の出までの時間が一番長いというだけだ。実は,日が暮れるのが一番早い日は冬至より少し前,日の出が一番遅いのは冬至より少し後にな...