連日30度越えの猛暑,場所によってはほぼ40度。大暑は次の日曜日,7月23日だが,もう我慢の限界。暑い時に冷たいものも良いが,暑い時に食べる熱い沖縄料理は格別。というわけで新二十四節気の木版画は,ゴーヤチャンプルー。
![]() |
ゴーヤチャンプルーと黒いフライパン |
卵,豆腐,豚肉は非現実的だが,すべて四角形。あえて色を薄めにして重なりを作り炒めている混ぜくり感を出した。「苦み走った男」が作る料理は苦いはずだが,苦味とは程遠い僕には分からない。暑い夏を何とか生き延びよう!
明日,7月7日は小暑。既に鮎漁は解禁され,近所の魚屋さんにも美味しそうな鮎の塩焼きが並んでいる。柏餅,水無月と和菓子に続き,「若鮎」という和菓子を題材にとも思ったのだが,すでに本物の鮎をデフォルメしたものだから,木版画にしてもそのままで面白みがあまりない。そこで鮎の塩焼きを少しだけデフォルメして木版画にした。昨年の5月四万十川を訪れた時に食らった鮎の塩焼きがモデルだ(👉こちら)。
![]() |
鮎の塩焼き |
鮎について」は,黒の一文字ぼかし,グレーと黄色の付け合わせぼかしなどいろいろ試みた。それぞれ妙なリアル感は出るのだが,焼き魚のカラカラ感が出ない。思い切って,グレー1色の「ごまずり」にしたところ,なんとなく塩焼きのカラカラ感がでた。今回は安易だがこれで行こう。
敵に塩を送るという諺がある。上杉謙信が,塩不足に苦しんでいる敵,武田信玄に塩を送ったという故事に基づいている。塩をもらった敵は嬉しいだろうが,鮎の塩焼きならばもっと嬉しいだろう。
旧居留地界隈:いつものお店のウインドウ |
年末,街でぶらぶらしていてとても小さな額を見つけた。価格はなんと110円。サイズは約7センチ×9センチ,窓の大きさが約5センチ×約7センチの本当に小さなもの。壁にかけるだけではなく立てることもできる。それに合わせて簡単な木版画を作成した。安価でシンプルな額だから,木版画もシンプル...