芸文センターで久しぶりにベートーベンの弦楽四重奏を楽しんだ。演奏はジュリアード。演目はベートーベンの他にヴィトマンの弦楽四重奏(ベートーベン・スタディ)も。ベートーベンは13番(作品130)と大フーガ(作品133)。実はこれを生で聞くのはおよそ15年ぶり。2008年の11月にいずみホールでゲヴァントハウス弦楽四重奏団の演奏で同じ13番と大フーガを聴いて以来。
ジュリアード弦楽四重奏団 |
芸文センターの小ホールはとても好きなホールだ。ギリシャやローマの円形劇場のようになっている。たいていのホールは下から舞台を見上げる感じだが,ここだけは上から舞台を見下ろすのだ。演者の表情と合わさって一つ一つの音の出どころまでわかり,散々CDで聴いた曲でも初めて聴く音楽のように新鮮に聞こえる。「これはこんな曲だったのだ」と発見(聴?)する。実は心に残るコンサートの多くは,この小ホールで聴いている。
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