2023年10月19日木曜日

人工衛星饅頭

神鉄湊川駅から地上に上がったところに「関西名物人工衛星饅頭」というお店がある。山手幹線と湊町線の交差点の北西角の一等地なんだが,お店が開いている時はほとんどない。降りたシャッターには「人工衛星饅頭」と書かれているが,それがどんなものなのかもわからず半年間が過ぎた。実は半年ほど前から週に3回この前を通っている。

人工衛星饅頭

少し前地上に上がったときにお店が開いていたので驚いた。お客は全くいなかったが,ガラスの向こうで若いお兄さんが「人工衛星饅頭」を焼いている。それ以降お店はよく開いている。しばらくお休みだったのを再開した雰囲気だ。

見た目は「御座候」の回転焼きににているが,とにかく一個だけ買ってみた。税込一個100円。「御座候」より安い。材料は回転焼きと同じだと思うのだが,食感が全く違ってとても美味しい。焼き立ては熱すぎるので注意が必要だが,皮がパリパリしてとても美味しい。

工程は回転焼きに似ている

どうして「人工衛星」というのか理由をガラスの向こうで饅頭を焼いているお兄さんに聞いてみた。なんでも,旧ソ連が人工衛星,スプートニクの打ち上げに成功した年の翌年,人工衛星ブームの中で開業したとのことだ。僕の年齢ぐらいの歴史がある。お店が開いていると,必ず一個買ってバス待ちの時間に頬張る。1日のエネルギーの源泉だ。


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