2021年9月29日水曜日

足慣らし六甲山ハイキング

今日は朝から天気がいい。先日購入したハイキングシューズの足慣らしに六甲山へハイキングに出かけようと思いついた。計画も何もなし,とにかく森林植物園まで行けば,そこが様々なコースの起点になる。自宅から徒歩15分ほどのところにある神戸電鉄の北鈴蘭台まで行けば森林植物園までの無料のシャトルバスがある。それに乗ろうと,昨日のご飯を電子レンジで温めおにぎりを作って出かけた。

ところが北鈴蘭台の駅のシャトルバスのバス停まで来て,今日水曜日は森林植物園は休園日,したがってシャトルバスは運行していないことに気がついた。仕方がないからあまり面白くもない舗装道路を一人トボトボと森林植物園まで歩くことにした。

何の変哲も無い舗装道路

トラックが猛スピードで走っていく。結構危険な道路だが,道の端を気をつけて歩くこと30分足らず森林植物園に到着。当然のことだがゲートは閉まっていて誰もいない。本当なら園内の森のレストランでソフトクリームでも食べるのだが。

シャトルバスの発着場のベンチで地図を広げて作戦を立てる。再度公園を経て諏訪山まで行こうか,少し足を伸ばして布引まで行こうかなどと考えているうちに,気力がだんだん失せてきて,まあ靴も買ったばかりだし,今日は山田道をあるいて谷上駅まで降りていくことにしよう。

山田道の入り口


木漏れ日の森の道

少し歩くうちに,途中に弓削牧場があることを思い出した。実は森林植物園の森のレストラン,ルピックのソフトクリームは弓削牧場のソフトクリームでとても美味い。俄然気力が湧いてきた。10分ほどで,弓削牧場に到着。

弓削牧場

がーん!ここも今日はお休み。ありゃま,今日は運が悪いな。どうも僕は水曜日とは相性が悪い。そう言えばK大時代,月に一回の教授会は水曜日だったな。思い出しただけでも気が重くなる。まあ,教授会になると急に生き生きとする人たちもいたな(笑)。

本日休業の看板

ソフトクリームは逃したが,別の日にまた来ることにして,仕方がないから先へ進むことに。帰宅してからウェブで調べると9月のミルクソフトクリームの販売は土日だけ。どうせ逃していたんだな。

丸山川沿いに下っていく。水もとっても綺麗し,涼風が心地よい。広い河原にでると,空が青く高い。こういう景色が自宅から歩いていける距離にある。リフレッシュするなあ。

空が高い

せせらぎの音が心地よい

橋も綺麗に整備されている

澄んだ水流

あっと言う間に,谷上駅についてしまった。ちょっと物足らない2時間足らずのハイキングだったが,足慣らしにはちょうどいい。次回は六甲山を越えて,表に出てみよう。

市営地下鉄が見えた!

地下鉄の終点谷上駅







2021年9月23日木曜日

新しい靴

僕の足は,典型的な幅広・甲高でぴったり合う靴がほとんどない。通常履く靴は少し大きめのものを履けば,大きな問題はなく日常の生活にはほとんど支障がないのだが,登山靴とスキー靴にはとても苦労した。若い時にはザンバラン・フジヤマという靴で北アルプスの山に登ったりはしていたのだが,足はいつも締め付けられている感じで,既製品の靴はそんなものだと諦めていた。

10年ほど前に少し幅広の登山靴を購入し,白馬でのトレッキングに使用していたが,それでも足にはきつく感じていた。何よりも靴がたいそうすぎて近所のハイキングにはマッチしない。ふと見かけたMont Bellというお菓子屋さんのような名前のアウトドアのお店に入り,そこで4Eサイズと幅広のハイキングシューズを見つけた。店の人に頼んで試しに履いてみるととても足にフィットする。これなら六甲山をはじめ近所のハイキングコース巡りにはうってつけだと,少々値が張ったが即購入することにした。

まるでゴッホの絵のような靴

敬老の日,早速この靴で近所のハイキングに出かけた。六甲山の北側,二つの寺社仏閣を巡る2時間あまりのコース。家をでて谷に下りていくと,あちこちでプッ,プッ,プッという音が聞こえる。稲刈りが始まっていた。プッ,プッ,プッは稲刈り機がバックするときの警告音だった。

実りの秋

あたり一面黄金色の農道を通り志染川沿いに北上していると,鷺に遭遇。詐欺でなくてよかった。この鷺,どうもこの森の中に巣があるようだ。50メートルぐらいに近づくと飛び立って森の中に消えていった。

鷺との遭遇

一時間足らずで,六條八幡神社に到着。ここは秋になると流鏑馬がある古い神社だ。境内に神楽の舞台だろうか,一休みする腰掛けにちょうどいいところがあった。すでに一人の年配の男性が腰かけていた。

参道

神楽の舞台?

一休みして水分補給。次の目的地は無動寺。農道沿いに彼岸花が咲き,黄色い稲穂と相まってあたりは,すっかり秋の風景。ここでもプップップッという音があちこちで響いている。




最後は少しばかりの坂道だったが,30分足らずで無動寺に到着。高野山真言宗とあり,空海の像らしきものもある。ここもやはりひっそりしている。休日とは言え,この辺りは密とは無縁。

茅葺の家と釣鐘・無動寺

3時間足らずのハイキング。うっすらと汗をかき,とても良いリフレッシュになった。木版画と読書だけでなく,これからは六甲山の様々なハイキングルートに挑戦したい。







2021年9月12日日曜日

県立美術館・木版画教室

県立美術館の木版画教室(2021年度前期)が先週金曜日に終了した。2018年の後期に始めて受講してから,緊急事態宣言のために不開講となった2020年前期を除き5期連続通ったことになる。

今回のテーマは「模写」と,共同作業のカレンダーの作成。模写についてはピカソのゲルニカを「彫り進み法(reduction method)」で作成した。「彫り進み法」は始めて習った技法だが,教室の先輩のMさん(残念ながら今期の教室はお休み)から書物を送っていただきじっくり勉強することができた。カレンダーの僕の分担は6月。雨を主題にして「雨に唄えば」,「シェルブールの雨傘」などの記憶を元に作成した。

相変わらず絵柄や構図は小学生の図工の宿題レベルだが,雨の日の透明感を出そうと考えた。当初は薄い色使いをしていたのだが,このみ先生のアドバイスで傘の色を濃くはっきりした色合いにした。不思議なことに色を濃くした方がずっと透明感が増した。特に傘の重なりの部分が効果的だ。上がオリジナル,下がこのみ先生のアドバイスによって色を変えたもの(ついでに乱雑さを避けるため雨粒も少なくした)。


before: オリジナルの配色

after: 先生のアドバイスによる配色


構図に関してはM先輩から傘の並びをよりランダムにしてはどうかとのアドバイスをいただいたが,これが意外と難しい。いろいろ試してみたが,これにはとてもセンスが必要で,僕がやるとランダムというより乱雑になってしまう。そのため,それについては今後の課題とした。

木版画教室は,合計17回の講座のうち15回以上出席すれば修了証がもらえる。僕は今回で3枚目の修了証となる。特に今回は皆勤賞。ただ,この修了証にどんな効力があるのかはよくわからない。 ともかく,無事課題をなんとかこなすことができた。下は今期の修了証。




新二十四節気・冬至

今週末の土曜日(12月21日)は冬至。北半球では一年で夜が一番長い日だ。ただし日の入りが一番早いわけでも無いし,日の出が一番遅いわけでもない。日の入りから日の出までの時間が一番長いというだけだ。実は,日が暮れるのが一番早い日は冬至より少し前,日の出が一番遅いのは冬至より少し後にな...