2022年9月9日金曜日

上海からの贈り物

K大学のゼミナール(以下ゼミ)一期生のU君から,贈り物が届いた。U君とは卒業以来30年以上会っていないが,年賀状のやりとりはいまだに続いている。定年を機に年賀状を元旦に着くように送るのはやめてしまったが,いただいた年賀状には丁寧に寒中見舞いの返事を出すようにしている。そのためか,こちらからは出さないにもかかわらず,いまだに多くの人が 元旦に年賀状を送ってくれる。彼もその一人だ。

卒業後,外国為替専門のT銀行(今は合併を繰り返しメガバンクとなり,銀行名の一部にその名前が残るだけである)に勤めたU君は,中国勤務が長く現在も上海にいる。コロナ禍の厳しい外出制限で自宅にいることが多く,このウェブログ「晴走雨刻」は夜な夜な,良い時間潰しになったらしい。

そんなわけで僕が道楽に篆刻を楽しむことがわかり,今回の一時帰国に際し,上海から篆刻の書籍や博物館の図録などを持ち帰りそれをわざわざ郵送してくれたわけだ。書籍や図録は僕の道楽にぴったりのもので,眺めているだけで楽しく幸せな気持ちになる。加えて道楽とはいえ,とても勉強になる。ありがとう!

図録と篆刻の書物

僕は個人主義だから,ゼミの公式OB会や名簿を作るようなことはやらなかった。しかし個人的にはいつまでもこのように気にかけてくれる卒業生は多く有難い限りだ。特に一期生には余計に親しみがある。1988年,僕が35歳の時の学生たちだ。ゼミを募集する教官の中では僕が一人一番若かった。海のものとも山のものともわからない僕のゼミに女性3人を含む12人の学生が来てくれた。そして何よりも,2年間とても熱心に勉強した。卒業研究のレベルはすべてとても高く,修士論文としても十分通用するものだったと思う。卒業後何人かの学生には何度か会ったが,いつかまた皆に会ってみたい。


2 件のコメント:

小林獏 さんのコメント...

得津先生!
その得津ゼミ1期生のゼミ幹のK林であります!
大変ご無沙汰して、誠に申し訳ありません!
同期のUさんとは小生も年賀状のやり取りをしていますが、
他に同期の女性ゼミ員1名とも年賀状を続けています。
実は小生、神戸市とも仕事をしていますので、ちょくちょく
神戸に帰っていますから、お会いできませんか?
Uさんに連絡先を聞きますので、またご連絡します!!

Jacobian さんのコメント...

コメントへの返信ができなくなり手間取ってしまいました。
元気にされていることがわかり,とても嬉しく思います。
お会いできる機会を楽しみにしています。

ぼーっと生きていると危険だ!

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