2021年4月11日日曜日

万能カレンダーキット再考

少し前に,万能カレンダーキットを作成したが,いざ刷ってみるといろいろな問題点が出てきたので再考することにした。問題点というのは

  1. 日曜日や祝日を赤色にする必要があるが,一度黒の絵の具を着けてしまうと,かなり洗っても色が残り赤色が濁ってしまう。
  2. 版画を小さいピースにするため,カット面の歪みがそのまま字の歪みに出てしまう。カットした通りの配置の場合は目立たないが,配置を変えると歪みやズレが目立ち違和感がある。

そこで,次のような改良を施すことにした。

  1. 色の問題については,黒用,赤用の2セットを作成する。
  2. ズレや歪みの違和感の原因は,一つ一つの数字がPCのフォントに基づいていて規則性が高く,歪みが少ないためである。最初から不規則に歪んだ自分の手書きの文字にすれば,全体のズレや歪みは気にならないかもしれない。
改良に際し,方針をかなり変更した。版画のピースについては不必要な部分を切り取るのではなく,その部分に色を着けず空刷りにすることにした。また【23/30】,【24/31】方式は採用せず,すべて6行7列のマトリックスに統一した。このようにすることによって4行の場合(日曜スタートの2月)から6行の場合(金曜,土曜スタートの大の月)までバラツキが生じるが止むを得ない。

このように考えると,曜日を除けば,ピースは6個の5次列ベクトルと1個の6次列ベクトルの7ピース(赤用と黒用で14ピース)で十分。

曜日(日本語・英語)を含めて16ピース

例として,来月5月のカレンダーを作成してみよう。5月は3日,4日,5日が祝日で,土曜スタートの大の月。つまり6行になる。

  • まずは黒い字だけを配置してみる。外枠と隙間を埋めるための小さい破片ピースを用いている。

赤字の部分はマスキングテープで覆う

黒字部分の刷り上がり

  • 次に赤い字の部分を配置
木曜,金曜,土曜は不要

出来上がり

これなら,字のズレや歪みは手書きだから当然で気にならない。これでどのような月にも対応できる。サイズは縦置きB4(257mm×364mm)もしくは八つ切り(270mm×380mm)の下半分を想定。つまり上半分に木版画を配置する。B5サイズのバインダースタイルも可能。もちろんA3あるいはバインダースタイルのA4にも対応。後は汚れを取るために微調整すれば完成。






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