2023年4月9日日曜日

知己朋友:大人の遠足京都編・2日目

目覚めると今日も晴天。天気予報によると今日は昨日より少し気温は上がるらしい。泊まったのは僕たち一組だけ。とても気さくな若女将のおかげで,まるで知り合いのお家にプライベートに泊まりにきているような感じだ。しっかりと朝ごはんをいただいた後,知恩院や青蓮院へ行ってみることにした。

すごい朝ごはん,しかし気が付けば完食(笑)

知恩院は,小学校5年生のとき家族で祖父の納骨に訪れて以来だ。その時の記憶はほとんどないが,大きなお寺だとあらためてびっくりした。実は祖父と父が二人で知恩院の大きな木の前で撮った写真がある。そして父と僕が同じ木の前で撮った写真がある。残念ながら僕と息子が同じ木の前で撮った写真はない。今回その木がどこにある木なのかは確かめるすべもなかったが,もう一度写真を見て,今度は僕と息子と孫の三人で写真を撮ろうと思う。

知恩院の山門

青蓮院では庭園の奥にある「好文亭」でお抹茶とお菓子をいただく。喉の渇きを潤すことが第一の目的で気楽にぶらっと寄ったにもかかわらず,少々形式張って堅苦しく戸惑ったが,つい最近Sさんに招待された京都のお茶会の経験が生かされ,結構落ち着いて楽しめた。少しばかり様子が違ったが,後で調べて見るとSさんのお茶の流儀は裏千家,好文亭のお茶の流儀は表千家とのこと。僕の人生は正真正銘の裏街道。やっぱり表より裏が僕にはふさわしい(笑)。

好文亭

茶室の襖,上村松園の孫が描いたらしい


お昼に解散。とても楽しい大人の遠足だった。帰宅後「70歳にもなって一緒に泊りがけの旅行に行ける友人がいることはとても素晴らしいことだ」と女房に誉められた。滅多に誉めてくれたりしない女房がそういうのだからそうなんだろう。次回も楽しみだ。

(追記)帰宅後すぐ二人から連絡があり沢山の写真が送られてきた。地質のT君からは僕の道楽の一つ篆刻で使う石の性質や生成について詳しい解説が。なにやら道楽も科学的になってきた。









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