今日,6月6日は芒種。この頃は麦や米のように芒(のぎ)のあるものを植える時期とのことだ。確かに米は今植え付けの時期だが,麦は今が収穫時期。しかし,芒と言えばやはり麦。そこで「芒種⇨芒⇨小麦⇨パン」という連想でフランスパンを版画にしてみた。「芒種⇨芒⇨大麦⇨ビール」という連想もあったのだが,,,。
バゲット,バタール,ブール三種盛 |
パンのザラザラ感を,和紙ではなくニューブレダン紙という洋紙に「ゴマ摺り」することで表している。木箱は同色を二度摺ったり,一部は三度摺ったりすることで濃淡によって奥行きをだした。
昨日木版画の会の帰りにAtelier Puntasに立ち寄りこのみ先生にアドバイスをいただいた。最初木箱の色は黄色に少し白を混ぜたものだったのだが,黄色は同色を重ねてもその効果があまり見えない色ということだ。先生のアドバイスで,バーントシエナと黒を少し加えることで,より実際の木箱に近い色に変えると濃淡がはっきりし箱に奥行きが出た。
もう一つ,パンの色にも奥のものと手前のものに濃淡をつけるというアドバイス!それも絵の具を薄くするのではなく板にのせる絵の具の量で濃淡を調整する。さすがプロは目の付け所が違う!先生のおかげで,小学生の絵がすこしだけ大人の絵になった。
木箱の印字はJune Bride(六月の花嫁)をもじってJune Bread(六月のパン) 。木箱の印字をつけることでパンだけでは出ない季節感が少し出たような気がする。再スタートした二十四節気,気がつけば,柏餅(立夏),梅酒(小満),フランスパン(芒種)と食べたり飲んだりするものばかり。しばらくこの路線を続けてみうよう!
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