県立美術館の木版画教室でお世話になったHさんから創作版画協会の作品展の案内状が届き,本日これまた木版画教室でお世話になっている先輩のMさんと二人,三宮のトアギャラリーまで行ってきました。
案内状はHさんの作品 |
ため息がでるような素晴らしい作品ばかりで,ただただ感嘆。ここまで来れば,もう趣味の世界を通り越してもはやプロの世界。木版画愛好者ではなく木版画家なんだ。人生のメモ書きとして,心に浮かんだ情景を簡単な図案で木版画にしているだけの僕とは訳が違う。
僕が考えていたようなアイデアがすでに高度なテクニックで実現されている作品もいくつかあった。僕の考えていることもまんざら悪くはないのだなと少し安心。作品について質問すると丁寧に教えていただき,とても勉強になった。しかし同時に「今の僕の力では,作品を作るのはまだまだ先の話」ということも実感。
ギャラリーの入り口にもHさんの作品 |
木版画の摺りの実演もある |
同じトアギャラリーの二階では蔵書票の作品展。蔵書票の作品展は,昨年Mさんに教えてもらって大阪まで見に行ったのだが,その時に記帳した住所に案内状が送られてきていた。
書票作品展の案内状 |
これがまたすごい!あまりにもすごくて写真をとるのをすっかり忘れるほど。蔵書票だから大型の作品は無いが,木版画有り,銅版画有り,篆刻有りの盛りだくさん。僕も蔵書票に挑戦したくなった。残念ながら定年を機に,自分が書いたものも含めてほとんどの蔵書を処分したため,蔵書票を使うことはほとんどないと思うが,クラリネット吹きの石のハンコを元にオリジナルの蔵書票を作ってみよう。
作品展を見終わったあとはランチ。まずはMさんが下調べしてくれたワインのうまいピザ屋さんへ向かうが,あいにく今日は臨時休業。テクテク歩いて別のレストランへ。ここは,ビーフンを製造販売する有名な会社の直営レストラン。満員のため店外の椅子に座って待つこと約15分,待機中にオーダーをする効率的なシステムで,店内の椅子に入るとすぐに注文したメニューが出てきた。
お店の外観。大きな本社ビルの一階 |
流石にビーフンの専門家,とても美味しい。加えて安い。というより一緒に食べて楽しい人と食べるから美味しいのかもしれない。どんなに高いフランス料理でも,嫌な人とのビジネスランチでは美味しくないだろう。
コロナ禍でのアイデアか?外には調理済みビーフンの自動販売機まである。来週からいよいよ県立美術館の木版画教室が始まる。そこでまたお会いすることを確認してMさんと別れた。今日はとっても気持ちの良い日だった。
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