2021年12月5日日曜日

英語の俳句・木版画・篆刻・二人展:最終日 歌は終わった。しかしメロディーはまだ鳴り響いている。

いよいよ今日が最終日,最初はとにかく六日間無事に早く終わってほしいとばかり考えていたが,いよいよ終わるとなると,少し寂しい気もする。今日も沢山の方が来てくれた。双子ちゃんを授かったという大学院ゼミの卒業生のIさん,着物姿でさっそうと現れた元資料室(現在の研究助成室)助手のIさん(Dさんを交えてときどきランチ会やおしゃべり会をする仲間→こちら),昔そのままの雰囲気できてくれたゼミの一期生のUさん(旧姓Oさん)とTさん(旧姓Yさん),二つの大学で僕の講義を聞いたという変わり種のNさんは今や立派な女性経営者,語り始めると懐かしくて止まらなくなる。

二人展のテーマが,英語の俳句,木版画,篆刻と広範囲であることからか,今日は書家の方が,インスタグラムで二人展のことを知ったと,見ず知らずの僕たちの作品展に大阪からわざわざきてくださった。もちろん,僕の木版画の先生のH先生も,お姉さんと一緒に見にきてくださった。プロの版画家が,こんな拙い木版画の作品展を見にきてくださったことに感激した。変わったところでは,ジョギング中の若い男性が,看板をみて「入場は無料ですか?」と。ぶらっと入ってきてくれた。もちろん無料だ(笑)。そして,最後の訪問者は,開催中の学会のZoom会議をしながら終了間際にきてくれた,元若い同僚のS君だ。

夕方6時,すべての訪問者がいなくなった段階で,作品の撤収作業を開始した。感慨深いものがある。これについては場を改めて詳しく書きたいと思う。期間中,様々な方が,高価な差し入れのお菓子やお花をもってきてくださった。何せ初めての経験,不十分な対応だったと思うがお許しいただけるだろうか。いずれにせよ本当にありがとうございました!夜8時ごろに撤収作業は終了。ガランとしたギャラリーに感無量。

歌は終わった。

しかしメロディーはまだ鳴り響いている。
村上春樹『羊をめぐる冒険』

我ながらよくやりきったと思う。Dさんの奥さん,献身的に手伝ってくれたSさんとがっちり握手。英語の俳句も木版画も始めて間もない素人の戯れ,「二人展」などと称して作品展を開くことは無謀なことだったかもしれない。しかしこの作品展を通じて,古い友人との再会,あたらしい友人との出会いがあったことは確かだ。案内ハガキに,

本当に本当に拙く小さな作品ばかりですが,観に来ていただいた方方が「ちょっぴりハッピーな気持ちになった」と感じていただければ望外の喜びです。

と書いた。目的は達成することが出来ただろうか。





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