長岡に立ち寄ったことはとても良かった。ちょっと上等のホテルに泊まったから朝食も美味しく新たなエネルギーが注入された感がある。昨日の夕方の天気は曇りだったので,出雲崎で日本海の夕日を見ることは断念したが,今日は快晴。さっそく出雲崎へ向かうことにした。出雲崎までは30分ほどの距離,日本海に面したところにあり,目の前に佐渡島が見える。明石海峡を隔てた淡路島をイメージしていたが,佐渡島は思ったよりも大きく,そして遠く全く違っていた。淡路島とは比べ物にならないほどずっと大きく,スマホのカメラには収まらない。(注)
佐渡島:向かって左端 |
佐渡島:中央 |
佐渡島:向かって右端 |
荒海や佐渡によこたふ天河芭蕉
朝訪れたので天河は見えなかった。しかし長岡から出雲崎までの道中,夜に,慣れないこの山道を通るのはとても危険なことだと実感した。もし昨日の「奥の寄り道」がなければ夜に出雲崎に来て事故に遭っていたかもしれない。父が守ってくれたんだろう。いずれにせよ,ここでのんびり佐渡島を眺めているだけで至福の時間だった。
穏やかに佐渡まで続く秋の海
朝凪や佐渡によこたう秋の雲
一郎
今日の目的地金沢までは270キロ。3時間もあれば到着するので時間はたっぷりある。ゆっくりと高速の長岡北スマートICまで向かうことにする。途中道沿いに見つけた「江口だんご」に立ち寄り,出来立ての長岡名物「笹団子」を食う。
なんとも風情のある団子屋 |
団子食い見渡す先の秋の雲一郎
今日は佐渡島を眺めることができただけで十分だ。日本海を右手に見ながら金沢へ向かう。ここでもやはり日本海に面した原子力発電所が見える場所がある。東京の豊かな生活は,福島や新潟のリスクの上に成り立っていることを実感する。
途中親不知の断崖に立ち寄り一路金沢へ向かった。親不知はまさに絶壁だった。昔は絶壁の下の海岸,波が来ない時を見計らって下の写真の部分を走って通り過ぎたとのこと。親不知という言葉に似合わない海の青さがとても美しい。意外に早く金沢に到着した。今日の走行距離は290キロ。
親不知の断崖から |
(注)恥ずかしながら,淡路島の方が佐渡島より大きいと,ずっと勘違いしていた。調べてみると佐渡島の面積は淡路島のほぼ1.5倍だ。最初ブログにもそのように書いていたがここに訂正します。
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