5月21日は啓蟄。小満の版画はさくらんぼ。ちょうど東北旅行を計画中に思いついた図案だが,実際に山形へ行くと,道沿いの果樹園のさくらんぼはまだ実っておらず,さくらんぼは小満の図案としては少々早すぎた。しかし遅れるよりは早めの方がずっと良い。
版画はいろいろなタイプを試行錯誤している最中。先ずは黒い線で輪郭を描くという方法(重主版法と呼ぶらしい)でやってみた。版は背景のグレー,さくらんぼの赤,輪郭の黒の3版だから比較的早く出来上がった。正確に言えば器は輪郭がなく黒がベッタリ。左端のさくらんぼの輪郭が少し欠けたが仕方がない。もっと細い線で輪郭を描きたかったが今の力ではまだまだ難しい。
| さくらんぼ(小さな額入り) |
出来上がりはまあまあだが,やはり黒く太い輪郭のせいで,初夏らしい清々しさがない。そこで版をを重ねるいつものタイプ(分解法と呼ぶらしい)も作ってみた。ここでも枝を細く彫るのが至難の技。お皿は木製をイメージしているが,ぼかしの手法を使い影を表してみた。少し小満の清々しさが出たように思うが,どうだろう。
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